こんにちは、tomofuto です。
『戸建て購入に役立つ知恵袋』では、私自身の失敗談を基に、これから戸建てを購入しようと考えている方、買い替えをしようと考えている方向けに、失敗しないための参考情報を発信しています。(何故こういった情報を発信しているかの背景はまえがきをご覧ください)
今回の記事は、子育て世代にとって新興住宅/大型分譲ってどーなのよ!?です!
何がどうなのよ、となりますが、今回私が説明したい2つの共通事項は、「いわゆるニュータウン」のようなイメージであって、概ね30~50棟以上の規模で新しい戸建が立ち並ぶ物件を指しております。
誰しもが1度はあこがれるニュータウンの街並み、でも近所づきあいとか自治会とか大変とか、気になる噂も耳にしますよね・・
私は現在約60棟からなる新興住宅/大型分譲に住んでおりますが、これまでの体験談を基に、新興住宅(以降、新興住宅に絞って表記します)に関する、皆様の気になることや不安と思われることについて実態をご紹介させていただきます。

この記事は、以下のような事が気になる方におすすめです!
・新興住宅って子育て世代にどんなメリットがある?
・近所付き合いが大変そうなイメージだし、カースト制度もありそうな気がして怖いんだけど実際どう・・?
・自治会って入らないとだめ?
・新興住宅の物件を買うか躊躇しているから背中を押して!
tomofuto.blogではご近所トラブルになりやすい物件の特徴についてもご紹介しています。併せてご覧いただければ幸いです。
近所付き合いは無理に頑張らなくていい
まず新興住宅を購入するかどうかで悩む方の大半が気になるのが、「近所付き合い」ではないでしょうか?
もちろん新興住宅に限らず近所付き合いには不安な要素って沢山ありますよね。
その中でも、新興住宅はその場所で新しく生活する人たちが集まる、いわば小さな村のような環境になるので、その中でうまくやっていけるかなーって心配になるかと思います。
特に、ご近所に同世代が多くいる傾向があって、

子供の年齢も近いし、子供のために周りと仲良くしなければ・・
とか、

周りがどんどん仲良くなっていってグループができているから不安
とか、様々な悩みが出てくると思います。
上述の通り、私は現在、新興住宅に住んでいて、かれこれ十数年経過しています。
引っ越してきた当初から現在までを振り返ると、結論、

近所付き合いは無理して頑張らなくてもいい
と思っています。
むしろ頑張らない方が好転するかもしれません。
どうしてこのように考えるのか、私自身が経験したエピソードも踏まえてご説明させて頂きます。
ご近所カースト制度の行く末
新興住宅地は数十世帯で構成される、いわばちょっとした村になります。
その為、社会原理と言っても過言ではないのですが、どうしても発言権が強く周りに影響を与える人が出てきたり、その逆になってしまう人たちもいます。いわゆるカースト制と比喩されるものですね。
(但し、これは新興住宅に限った話ではなく、集落だったり、マンションだったり、どこでも発生する話ですよね)
誰しもが、カースト制の下位に属したくはないと思いますので、上位層に入ろうと頑張ったりしちゃうと思います。
私が住む新興住宅地でももちろんこの事象は存在していました。
そして現在、これがどういう状況かと言うと、あの時は一体なんでみんな一生懸命に群がっていたのだろうと思うくらい、閑散としています笑
そんなもんですw
これまでの間にどういう経緯があったのか、もう少しご紹介いたします。
住み始めてから2-3年目の間

私の感覚では、この期間が最も近所内の活動が活発だったと思います。井戸端会議も毎日のように見掛けますし、ご近所さん家に集まっては食事会なんてのも沢山ありました。
周りの年齢層も20代中盤から30代前半なので、みんな体力もありますからね笑
最初の方はお互い初めましてからですし、環境も新鮮なので、集まっては楽しく過ごすのですが、やはり人間社会、集まりの中では色んなトラブルが起きてきます。
カースト上位グループは、側から見るとそんなトラブルもなく一致団結しているように見えるのですが、実際はそんなこともないようで、ちょいちょいトラブルやいざこざがあった、なんて噂を聞くようになりはじめます。
住み始めてから5-7年目

更に時間が経過すると、そのグループ内でも仲間割れみたいな状態になるのと、子供が少しずつ大きくなり、習い事とかも始まり各々忙しくなってくるので、段々と集まる機会も減ってきます。
上記に加えて、気づいたら2-3世帯が引っ越しもしたこともあり、以前ほどの頻度でトラブルの話といった噂話も聞かなくなりました。
因みに、引っ越しの理由はそれぞれ諸事情ある話だと思いますが、やはり離婚したと聞いたのが一番多いかもしれません。
住み始めて10年目

やはり子供が大きくなると新興住宅の近所付き合いは一服すると言っても間違いないです。この間に皆さんそれぞれ想うところもあって、全く周りと絡まない人もいれば、本当に仲良くなった人だけでコミュニケーションを取るような形になりました。
自治会の行く末

新興住宅の場合、世帯数が多いことが理由で、もともとその地区にある既存の自治会にさ興住宅の場合、世帯数が多いことが理由で、もともとその地区にある既存の自治会に参画できないケースがあります。
そうすると、新興住宅のメンバーで立ち上げるしかなくなるため、発起人が登場します。
気付けば限られた人たちで自治会が発足して、加入を促す連絡がくるので、だいたい最初は皆さん加入する流れになります。
ただ、数年経過すると自治会長が持ち回り制度になってくるのですが、そのタイミングで脱会する世帯が出始めるのです。
結局我が家も数年経過した中でその流れに乗ってしまい、脱会してしまいました。
今は自治会が存在しているのかどうかも私は分かっていない状況です・・。
余談ですが、私の知人には新興住宅ではなく、1棟のみ販売の一戸建てに住んでいます。もちろん、その地区では昔から自治会が存在して知人も加入しているのですが、やはり新参者扱い故に雑務を押し付けられるケースが多かったようです。また、その町自治会は昔から存在しているので、良くも悪くも自治会の活動が縮小していく気配が全くないそうです。
最初から全く近所付き合いしない世帯
ある意味メンタル強いなーと羨ましくなるのですが、以下のような子育て世代もおります。
流石にここまで徹底すると最初の方は、

あそこのご家族は実は外国人で日本語つうじないのよねぇ〜
なんて影でネタにされるのも事実です。
ただ、先述の通り元々活動が活発だった近所付き合いも今は落ち着いているのと、なんだかんだ子供同士が学校で仲良くなってきて、それがきっかけでご近所さんと話始めている光景を目にしたりしました。
つまり、この世帯は近所付き合いに積極的に介入しないことで、新興住宅ならではの面倒な活動であったり、トラブルに巻き込まれることは無く、それでも今では自然と周りと話せるような状態になっています。
近所付き合いは無理に頑張らなくていい理由
ここまでの内容で概ねお伝えしたいことがお分かりになるかと思いますが、確かに新興住宅は近所付き合いが活発な時期があり、その中でいろいろとトラブルが発生する確率も高くなります。
また、ご近所マウンティングという言葉もありますが、年齢の近しい子供を持つ世帯が集まるので、様々な面でマウンティング取り合いみたいなものがあるのも事実です。
ただ、これは新興住宅特有のものというより、どの環境(例えばクラブ活動とか、塾とか、PTAとか)にでも起こりうるものなので、完全にこういった問題を避けれる住まいはむしろ無いに等しいんじゃないかなと考えています。
また、無理にグループの輪に入ろうとしなくても、子供達が自然と勝手に仲良くなってくるケースが多々あり、それ故に親同士が話をする機会が出てくるので、井戸端会議だったりお食事会などに自分が参加できていなくても全く焦る必要はありません。むしろ、子供がきっかけとなって繋がる方が自然なコミュニケーションとなるので、その方が違和感ない関係性が作れるかもしれません。
新興住宅は小1の壁に役立つことがある

話は変わりますが、新興住宅はいわゆる「小1の壁」と呼ばれる問題に対して、役立つケースがあります。
小1の壁という定義が色々あるので、私が特に言及したいのが、
この上記二つになります。
朝の登校問題

これは皆様がお住まいになられる地域によるかもしれませんが、私が住んでいる場所の小学校は、登校班がありません。
その為、これまでは保育園の送り迎えをしていたものが、小学校に入学したと同時に、朝は一人で登校することになります。
果たしてこの文化が良いのか悪いのかは議論するところですが、正直、いきなり一人で学校に登校させるのは、交通事故の危険性であったり、不審者の危険性であったりと、心配事が尽きません。
ただ、新興住宅の場合、ご近所に上級生が居て、なれるまで一緒に登校をしてくれたりしますし、同年代であれば、これも一緒に登校できる機会が通常より多くある気がします。
もちろん、小学校に入ったからといって親が送ることも全然ありだと思いますが、もし1人で登校させる必要が出た場合は、ご近所にお願いできる環境があることが新興住宅の特徴ですね。
学童のお迎え問題

この問題についてもお住まいの地域によると思いますが、場所によっては学童の最終お迎え時間が保育園よりも早まるケースもあるようです。
その影響もあり、なるべくお迎えにいけるように頑張るものの、どうしても間に合わないというリスクも存在します。
新興住宅の場合、同じ学童に通っているご近所さんが多数いる可能性が高く、子供同士で一緒に帰宅することや、ご近所さんにお迎えをお願いできることもあったりします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まだまだご紹介しきれていない事例もあるのですが、もし今あなたが、気に入っている新興住宅の物件があるのに、単なる新興住宅のネガティブな噂が気になっているのであれば、結論私は気にせず購入すれば良いかと考えます。
その理由含めてこれまでご紹介してきた内容の纏めをさせていただきます。
・住み始めて最初の数年はご近所付き合いが活発ではあるが、数年経過すると殆ど落ち着く
・中には近所付き合いを全くしないと決め込んでいる人もいる
・自治会は最初に加入しておいても、いずれ縮小するので後々退会しやすい時期がくる
・ご近所に同世代の子が沢山いることは時にマウンティング取り合いになるかもしれないが、自分の助けになる場面も多い
皆様にとってご参考になれば幸いです。