こんにちは、tomofuto です。
『戸建て購入に役立つ知恵袋』では、私自身の失敗談を基に、これから戸建てを購入しようと考えている方、買い替えをしようと考えている方向けに、失敗しないための参考情報を発信しています。(何故こういった情報を発信しているかの背景はまえがきをご覧ください)
今回の記事は、理想の間取り編です!
「理想の間取り」といっても何かの正解を提示するものではありません・・
例えば最初はメリットと感じていた間取りが、子供が大きくになるにつれデメリットになったりするので、一概に完璧な間取りはないと考えています。
なので、今回のこの記事では、家を購入する時に何となく直感のみで物件を決めるのではなく、
どういう間取りが子育て世代に向いているのか、
私自身の経験を基にご紹介させていただきます。

この記事は、以下のような事が気になる方におすすめです!
・子供を育てていく中で、自分たちにとってどういう間取りが最適なのかイメージを掴みたい
・子供は二人か三人欲しい(もしくは既にいる)けど、3LDKと4LDKとか悩んでしまう・・
・購入予定の家があるんだけど、何か見落としがないか心配・・
注意事項
記事の内容は、定量的な何かのデータに基づく内容ではございません。
あくまでも、私自身の経験を軸にした個人的な意見、考えであり、それが少しでも参考になれば良いかなと考えているものですので、ご了承いただけれと思います。
子育て世代が助かる間取り条件1:間取りは4LDK(以上)が望ましい
まず最初に間取り全体の話になります。
結論からになりますが、子育て世代は、3LDKではなく4LDK(以上)が良いです。
そして付け加えるとすると、4LDKであったとしても、イメージAのように4つの部屋が全て2階にあるタイプではなく、イメージBのように1階に1部屋で2階に3部屋あるタイプが望ましいです。

(4LDKだけれどもあまり推奨しない間取り)

(4LDKで推奨したい間取り)
3LDKならびに、4LDKでもイメージAタイプがおすすめできない理由についてご説明いたします。
基本的には部屋の数が多いに越したことはないというのが本音ですが、私が3LDK推奨しない理由は、
乳児、新生児が育てにくい間取りだと考えているからです。

どういうこと?
に、なりますよね。
もう少し詳しく説明いたします。
ご存じの通り、新生児は2時間おきに寝たり起きたりを繰り返しますが、これがこちらの慢性的な寝不足を発生させてかなりシンドイ状態になるのは、よく耳にする話ですよね。
最初は、夫婦一緒に頑張ろうということで、新生児と一緒に夫婦そろって就寝したりするのですが、それはそれで良い話なのですが、オススメは交代して対応する、つまりどちらか片方がしっかり睡眠を取れる体制で過ごすのが一番良い対処法だと考えております。
しかし、新生児いえども、そこそこ大きい声で泣きますし、(1階には部屋がないので)同じ2階で別の部屋で寝ていたとしても、泣き声が気になったりすると、結果、非番の時でもぐっすり寝る事ができなかったりします。
ですので、添い寝当番と新生児は1階で、非番が2階で寝る、というのがベストになります。
また、夜中にもミルクをあげる事を考慮すると、キッチンの近くに寝るのが良いので、2階で添い寝するのは余りオススメできません。
加えて、新生児や乳幼児が第二子の場合、朝、第一子が朝起床して下に降りてきた時に、リビングで就寝していると起こされてしまう確率が高くなります。
4LDKであればリビングとの間はドアで仕切られていますので、多少は第一子の起床の影響を受ける確率は下がりますし、第一子の保育園や学校の支度をするために1階に下りたり、新生児が泣いたりすると2階に上がったりしなければならないのでとても非効率になります。
そのため、乳児や新生児がいる場合は、1階にリビングしかない3LDKや4LDKでもイメージAタイプは推奨しない理由になります。

じゃあ、子供が大きくなったら?
今度は子供が大きくなり中高生以上になると、こちらが寝た後の時間帯も、友達などと電話やオンラインゲーム等で騒がしいので、1階で就寝できる部屋がある方が良いです・・。

子育て世代が助かる間取り条件2:玄関にシューズインクローゼットがある
もうこれは必須事項といっても過言ではありません!絶対に必要です!
まずは玄関にあるシューズインクローゼット(SIC)ってどういうものなのか、以下をご覧いただけますでしょうか?

我が家では最初に購入した家と住み替えた家、共にSICがありません。。
SICが備わっている家は、豪邸だったり比較的高価格帯の建売しかないでしょという印象でしたが、最近は一般的な建売シリーズにもこのSICが備わっているように見受けられます(独自調査)。
本当に羨ましい限りです(涙
SICがあると具体的に何が嬉しいのか、どんな問題を解消してくれるのか、子供の成長軸に合わせて少し説明いたします。
- 新生児~幼児ベビーカーを折りたたまずに収納できる
最近のベビーカーはコンパクトに折りたためるものが増えましたが、それでも収納に困るなぁと思う事が多いです。我が家は車に収納していますが、車を利用しない外出(例えば散歩)から戻ってきた時に、わざわざ車のトランクを開けて収納してがとても面倒だったりします。また家族以外の人を乗せたりするときや、荷物が多い外出(キャンプなど)でベビーカーを持参できない時に、SICがあれば、わざわざ折りたたまず、そのまま格納できるのでとても便利です。
- 幼児~児童ランドセルやカバンを収納できる
我が家では保育園バックやランドセルは、玄関に置いているラックに収納しているのですが、これがどうしても玄関を狭くして且つ圧迫感を出します・・。一方、わざわざ室内に置くにしても汚れが気になったり面倒だったりもします。こういったバックやランドセルを玄関入って直ぐに片づけられるスペースがあると利便性も高まりますし、玄関に物を置く必要もなくなります。
- 中学以降~泥まみれの部活道具を収納できる
これは上述と内容が重複するのですが、中学生に入ると部活が始まり、荷物が学校用のカバンのみではなくなります。そして部活道具って基本的には汚いのですが、思春期の子供達は片付けろといってもまぁ素直に言うことは聞かないです。でも、玄関入って直ぐに片づけるスペースがあれば、本人もその方が楽なので自動的にこの問題が解決します。

かばんやランドセル、部活道具以外にも、石油ストーブ派のお家は灯油缶を置けたりして、SICは置く場所微妙な物を便利な位置にさくっと収納できる点がいいですよね。備わっているお家は本当に羨ましいです・・
子育て世代が助かる間取り条件3:玄関は可能な限り横長で
続いても玄関に纏わる話ですが、これも我が家は今になって気づいたことです。
一戸建てで且つ建売だと、よっぽどの高級住宅シリーズでなければ玄関スペースは基本的に狭いと思います。しかし、最近は限られたスペースでもうまく広さを確保しているものが、とても増えてきていますね。
その中で、私が心から推奨するのが、「横長タイプ」玄関です。
(もしかすると正式名称があるかもしれないのですが、勝手にこのように名付けています)
それでは通常タイプと横長タイプを比較しながらご説明いたします。

まずは通常タイプ。
現在の我が家もこのタイプです。


次に私が推奨する横長タイプ。
2つ掲載します。


イメージ伝わりますでしょうか?
横長タイプはさほど玄関のスペースが広いというわけではありませんが、靴を脱いだり履いたりするスペースを横長にすることで、通常タイプと比較して広く確保することができます。
何故このタイプを推奨するかというと、

外出する時や、帰宅する時に玄関で渋滞が発生しない!
です。
通常タイプだと、誰かが靴を履いたり脱いだりしていると、それが終わるまで待たなければなりません。
ましてや小さい子供だとスピードが遅いので、急いでいる時など、プチストレスになるんですよね。。
そんなことでイライラしなさんな
と、思われる方もいらっしゃるとかもしれませんが、これが毎日のようにあると『あーもっと広い玄関がいいなー』なんて考え始めます。
玄関が広いに越したことはないのですが、そんな豪邸を買えたら苦労しないって感じですよね。
一方、最近は高級住宅ではない一般的な建売一戸建てにおいても横長タイプが増えていて、豪邸のような広い玄関でなくとも、靴を履いたりするスペースが1人に占領されることがなくなり、この問題をスッと解消してくれるのです。
子供が小さい時は日々何かとバタバタすることが多いのですが、日常生活で必ずと言っていいほど毎日使う玄関は、ちょっとでも快適に利用できる横長タイプを選択することがオススメです!
子育て世代が助かる間取り条件4:バルコニーは絶対に広めで!
これはもう説明するまでもありませんが、バルコニーが狭いとシンドイだけです笑
我が家も最初の家のバルコニーが激せまだったのですが、今の状況(子供3人)で当時の家だったらと思うと、ゾッとします。。
それは何故かというと、洗濯物や布団干しに関連します。
第一子、第二子などと家族が増えると洗濯物も増えますし、冬は尚更ボリュームが増えます。
また、子供は小さい時、保育園や学校で様々な菌を持ってくるので、夜寝ている時に、急に布団で嘔吐なんてこともあります。
そんな時、せこせこ洗濯をしても、バルコニーが狭いと一回で干せる量が少ないので、結果数回に分けて洗濯をせざるを得なくなり、超手間です。
庭があるから平気、というパターンもありますが、布団を干す時、ただでさえ面倒なのに、それをわざわざ一階に降ろすのは正直続かなくなると思います。

どのくらい広ければいいの?
という話になりますが、すいません定量的なデータは持ち合わせておらず。。
ただし、見極める指標はあります。
それは、建物の辺の長さと同じ長さでバルコニーが設けられている物件がおすすめです!
更にこれは現地に行かなくても、間取りだけでも判断することが可能ですので、住宅情報サイト等で情報収集している段階から判断することができます。
それでは、サンプルをお見せしながらご説明いたします。

まずは非推奨のバルコニー


次に推奨(建物の辺の長さと同一の長さを持つ)するバルコニー

もう既にお分かりになる方もいらっしゃると思いますが、念のため補足をさせていただきますと、
サンプルAの間取りではバルコニーが建物の辺の半分しかありません。
一方、サンプルBはバルコニーが建物の端から端まで長さが確保されています。

これが雲泥の差を生むことになります!
現地見学の際は、ついつい外観や内観のデザインだったり、細かい話で言うとコンセントの位置とか気にしたりはするのですが、実はバルコニーの広さをチェックすることを忘れがちだったりします。
上述の通り、バルコニーにどのくらいの広さがあればいいのかという明確な基準はないのですが、
『バルコニーは建物の辺の長さと同一であること』
まずはこれだけを心の隅に置いておいていただけると非常に役に立つかと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は『これだけは押さえたい』という観点なので、最重要事項のみをPick upさせていただきました。
ただ、細かい部分ではもっとお伝えしたい内容もあるので、次の機会にそのあたりもご紹介できればと考えております。
それでは以下に今回のおさらいをまとめてみました。
人生1番の大きな買い物と言っても過言ではない家の購入。
皆様が後悔せずに最初から素敵なお家を購入できるための一助になれば幸いです。