こんにちは、tomofuto です。
『戸建て購入に役立つ知恵袋』では、私自身の失敗談を基に、これから戸建てを購入しようと考えている方、買い替えをしようと考えている方向けに、失敗しないための参考情報を発信しています。(何故こういった情報を発信しているかの背景はまえがきをご覧ください)
今回の記事は、間取り リビング編です!
リビングやリビングの窓の位置が致命的な条件下に合致すると、ご近所さんとの騒音トラブルに見舞われるリスクや、快適に過ごすことができなくなる可能性がありますので、ぜひご参考いただければと思います。

この記事は、以下のような事が気になる方におすすめです!
・注文住宅で間取りを考えているんだけど、何に気を付けたらいい?
・気に入った建売を購入検討しているんだけど、何か気にするべきことってある?
・近隣トラブルは可能な限り防ぎたいんだけどどうすればいい・・
駐車場編も公開しておりますので、ぜひこちらもご参考ください!
結論:リビングはお隣様と向かい合わない場所に位置すべし
結論から記載しつつも「どういうこと?」になるかと思いますので、NGとOKパターンを比較しながら、ご説明させていただきます。
NGパターン

これ、わかりますでしょうか?
AとBの家は横並びで建っています。つまりAとBはお隣様になります。
Aの家は正面向かって右側にリビングが、一方、Bの家は正面向かって左側にリビングがあります。
そうです、リビングがお隣様と向かい合っている場所に位置する、これが冒頭記載しております『致命的な条件下』になります。
OKパターン

続いてOKパターンです。
NGパターンと同様にAとBは横並びになっています。
すでにお分かりだと思いますが、NGパターンとと決定的に異なるのは、Aのリビングの横はBの玄関になるため、リビングが隣り合う間取りになっておりません。
NGパターンの間取りになるとどうなるのか?
騒音トラブルに発展する可能性がグッと高くなります。
一般的な一戸建てでは、リビングの横(以下図の赤色の部分)に窓が大体設けられていると思います。

そうすると4月~7月上旬頃、または9月~11月上旬の秋頃は、窓を開けて過ごす時間が比較的長いと思いますが、このNGパターンの間取りの場合、双方共に窓を開けると、もはや隣の家と同じ屋根の下にいるような程、生活音が聞こえる形になります。
この状態、冗談抜きで結構地獄です。
どちらかが窓を閉めていてくれれば良いのですが、正直自分が閉める側になりたくないですよね・・
私が最初に購入した一戸建て(建売)はまさにこのパターンに当てはまっていて、もはやこれが引っ越しの決め手のランキングNo1になったといっても過言ではありません。
もちろんこれはリビングに限らず、例えば二階の寝室も同様の事が言えます。
ただ、家の中で過ごす時間がもっとも長いリビングでこの状況に陥ってしまうと、精神的なダメージは相当です。
NGパターンを防ぐ方法
では、リビングが隣り合うリスクは分かったとして、具体的にそれをどうやって回避すればいいのよという話になると思います。
例えば、新興住宅街のような建売シリーズで、すでに複数の家が建っている場合は、隣の家の間取り図を不動産業者から取得するか、まだ売却されていなければ、ご自身が購入しようと思っている物件の隣の物件の間取りも内覧などで確認しましょう。
しかし、全ての状況下で隣の家の間取りが分かる、または内覧できる、という可能性はそこまで高くないと思いますので、そういった場合の対処方法を少しご紹介いたします。

ただ、そういうケースではない場合も想定できますので、
私の経験と個人的な分析を踏まえて、対処方法をご紹介いたします!
対処方法①:並列ではなく縦列タイプの区画を選択する
まずシンプルな対処法です。
人口が少ない地方や、超高級住宅街でない場合は、概ね近隣住宅との距離感は近いと思います。
その中で、『家の並び方』は、大体が並列タイプか縦列タイプの2パターンに分けられると考えます。
縦列タイプの場合、(100%ではありませんが)家が横並びに建てられる環境でないことから、左右に家が建っていない確率が高くなります(つまりリビングが隣り合うリスクが少ないということです)。
縦列と並列の定義が何なのかという話になりますので、イメージを以下に掲載しました。

主に南の方角に向かって縦に並ぶので、両サイドに家が建つケースが少ない環境にある可能性が高いです

主に南の方角に向かって横一列で家が建っているので、お隣様とリビングが隣り合うリスクがあります
対処方法②:お隣様の玄関の位置からリビングが隣り合わせになるか推測する
続いて、以下のようなケースの場合の対処方法です。

縦列タイプだけれども横にも家が建っているんだけど・・

どうしても並列タイプの家が気に入っているんだけど・・
このような場合は、お隣様の家の玄関の位置からリビングの場所を推測することができます。
これは私が住宅情報サイトで数多くの家の間取りを見ていて気付いたのですが、一戸建ての場合、リビングは玄関の場所と反対側に位置するケースが殆どなのです。
イメージは以下の通りです。

必ずしも全ての物件がこれに該当するものではありませんが、少なくとも私が最初に購入した家では、私の家の玄関は向かって左端に、お隣様の家の玄関は向かって右端に。つまり双方よ玄関が対局の位置あるという事は、リビングが隣り合っているということでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
うまく説明できていないところが多々あってとても恐縮なのですが、私の場合、このリビング隣り合わせの状態が、お隣様との関係性に影響を与えた要因の1つにもあります。
家の中で最も長い時間を過ごすのがリビングです。
家を選ぶ時は、駅からの距離や、デザイン、細かく言うとコンセントの位置などもろもろ重要なことがあると思いますが、ぜひ家選びの際には周りの環境、その中でもお隣様の間取りについても意識するようにしてみてください。